(2007年6月のリバイバル記事です)

「裕福な家庭の子は稽古事や楽器を購入する余裕があるけれど、そうではない家庭の子は人生の夢やチャンスが狭められてしまう。ダンスは何も無くても出来る。音楽さえあれば。ダンスをすることにより自分自身に自信がついたり夢を持ったり出来る。その経験が子供たちを正しい方向に導くきっかけになると信じている。」
タイトルのずっと上まで続くニューヨークの広い空の下、放課後の空き地で子供達がダンスの練習をしているこのポスター。iTunesストアで以前からずっと気になっていた映画「Mad Hot Ballroom」を購入しました($9.99)。購入後に調べたら、日本では「ステップ!ステップ!ステップ!」なんて幼稚なタイトルでリリースされているそうです(;´д` )
これはニューヨークの公立小学校のプログラムに94年から情操教育の一環として取り入れられている「ボールルームダンス(社交ダンス)」、そのコンテストに挑む子供達の練習風景を追ったドキュメンタリー。10週間のコースを修了した60校以上の生徒6000人が、優勝を目指して市のコンテストに参加する(ポスターの空の広さと小さな雲たちはそんな事をも象徴しているのですね)。男の子と女の子が組む初めてのダンスに戸惑い、照れていた子供たちも、練習を繰り返すうちにのめり込んでいく。また、家庭に問題を抱えていた子供たちも、コンテストという目標ができたことで大きく成長していく。
アメリカは様々な人種が集まっていますから、日本人が感覚的に理解出来ない事が沢山あります。例えばラテン系の子供が多く通う小学校、つまりアメリカンドリームを夢見て移住した家族の子供たちは10歳にして人種問題など様々な問題を抱えている。様々な国籍、宗教、言葉の違い、肌の色の違い・・・そんな子供たちが一緒に踊る姿はアメリカならではです。宗教の関係で踊る事ができない生徒はDJ係と称してCDを担当。事情を理解し、子供たちはその子をいじめたりしません。人種的な違いをちゃんと理解し受け入れている。皆が一つの目標に向って頑張る姿から、我々大人達が学ばなければならない事は多いです。
日本にもこんなプログラムがあったら少しはいじめ問題も少なくなるのでは?と思うのだけど、出来ればアメリカのように様々な国籍、宗教、言葉の違い、肌の色の違いを持った子供達で何かを成し遂げる、そんなプログラムがあれば良いと思います。言葉では解っていても、日本人はどうしても文化や人種の「違い」を受け入れる事が出来ない体質のようです。
過去のエントリーより:
●アメリカの食生活
●アメリカの食生活2
●PREJUDICE(偏見)
●SOUL FOOD
この体質は子供たちにも受け継がれるのでしょうか。
この映画について、ある方がこんな感想を書いていました:
後半では、“Indigo”チームの踊りを見ていて、ほんとうにわくわくして、心が震えました。だけどその感動は、与えようとして与えるのではないのかもしれない。真剣な努力を重ねて、“Perfection(完全であること)” に近づこうとして極めた結果としての、人に与えられる感動なんじゃないかな…と、彼らを見て思いました。
それはどんな分野でも一緒で、美術でも本や映画でも音楽でも、誰かを感動させようという目的に一生懸命になっているうちは本当の意味での伝えたいことは伝わらないのかも…。何かに本気で取り組んで、それを楽しんで、もっともっと上手になりたい、深く知りたいと思うことから「Perfection」に近づけるんだと思います。
まさにその通りですよね。もひとつこの映画を観ながら思ったのは「頂点を目指す」という精神。それを持ってるデザイナーが少ない。みんな各々の顧客と仕事は持っているので、その仕事をこなす事に一生懸命。もっと広いフィールドでの「Perfection」や頂点を極めるなどの明確な目標が無い。おまけに天井も低い(日本のメジャーな音楽シーン、映画、ドラマ、アートにおいてもレベルが低すぎる)・・・それでもまかり通ってしまう。さらに「勝たなくても良い」という風潮の蔓延。そんなゆるゆるな日本人に、この映画は必要な事を教えてくれる。
この映画はドキュメンタリーでありながら、音楽映画としても楽しめました。タンゴ、マンボ、ルンバなど伝統的な音楽で生き生きと子供達が踊る姿が清々しい。ちなみに「MAD HOT BALLROOM」はエンディングで(子供達の最高なコメントと共に)かかる曲名。このタイトル変えちゃったら意味無いでしょ・・・。

日本版。こういう行為をデザインと言う?これがクリエイティヴ?オリジナルのポスターをこれに変えて、デザイン料(タイトル考案料も?)受け取ったのでしょうか?「日本人にはこっちのほうがウケるんですよ」なんていう作る側の一方的な理論など要らない。恥。
そのままの良さを伝えて欲しい。
>「みんなで力を合わせてひとつのことを成し遂げる」
>ことに対して、冷めてる子もいるようです(u_u;)
>そういう子は親も冷めてますね。(chobiさんのコメント)
文化的土台や国民の誇りみたいのが無いですからねぇ・・・。考えてみれば、日本には現役で生きている皆で踊れるダンスも音楽も無いですよね。あるのは流行歌ばかりです。音楽や踊り以外でも、精神が無いと難しいと思います。親の世代もそういう事を重んじずに育っていると思うし、もうどこをどう正せば良いのか解らない状態になっているのかも知れません。僕がいつもアメリカを中心とした外国の文化にひかれるのは、人間的生活や人としてのコミュニケーションや、笑ったり、踊ったり、楽しんだり、誇りを持ったりする事がちゃんと出来ている部分です。なんとか見習って、日本にもその精神から取り入れて行けたら良いと思っているのですが・・・

「裕福な家庭の子は稽古事や楽器を購入する余裕があるけれど、そうではない家庭の子は人生の夢やチャンスが狭められてしまう。ダンスは何も無くても出来る。音楽さえあれば。ダンスをすることにより自分自身に自信がついたり夢を持ったり出来る。その経験が子供たちを正しい方向に導くきっかけになると信じている。」
タイトルのずっと上まで続くニューヨークの広い空の下、放課後の空き地で子供達がダンスの練習をしているこのポスター。iTunesストアで以前からずっと気になっていた映画「Mad Hot Ballroom」を購入しました($9.99)。購入後に調べたら、日本では「ステップ!ステップ!ステップ!」なんて幼稚なタイトルでリリースされているそうです(;´д` )
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これはニューヨークの公立小学校のプログラムに94年から情操教育の一環として取り入れられている「ボールルームダンス(社交ダンス)」、そのコンテストに挑む子供達の練習風景を追ったドキュメンタリー。10週間のコースを修了した60校以上の生徒6000人が、優勝を目指して市のコンテストに参加する(ポスターの空の広さと小さな雲たちはそんな事をも象徴しているのですね)。男の子と女の子が組む初めてのダンスに戸惑い、照れていた子供たちも、練習を繰り返すうちにのめり込んでいく。また、家庭に問題を抱えていた子供たちも、コンテストという目標ができたことで大きく成長していく。
アメリカは様々な人種が集まっていますから、日本人が感覚的に理解出来ない事が沢山あります。例えばラテン系の子供が多く通う小学校、つまりアメリカンドリームを夢見て移住した家族の子供たちは10歳にして人種問題など様々な問題を抱えている。様々な国籍、宗教、言葉の違い、肌の色の違い・・・そんな子供たちが一緒に踊る姿はアメリカならではです。宗教の関係で踊る事ができない生徒はDJ係と称してCDを担当。事情を理解し、子供たちはその子をいじめたりしません。人種的な違いをちゃんと理解し受け入れている。皆が一つの目標に向って頑張る姿から、我々大人達が学ばなければならない事は多いです。
日本にもこんなプログラムがあったら少しはいじめ問題も少なくなるのでは?と思うのだけど、出来ればアメリカのように様々な国籍、宗教、言葉の違い、肌の色の違いを持った子供達で何かを成し遂げる、そんなプログラムがあれば良いと思います。言葉では解っていても、日本人はどうしても文化や人種の「違い」を受け入れる事が出来ない体質のようです。
過去のエントリーより:
●アメリカの食生活
●アメリカの食生活2
●PREJUDICE(偏見)
●SOUL FOOD
この体質は子供たちにも受け継がれるのでしょうか。
この映画について、ある方がこんな感想を書いていました:
後半では、“Indigo”チームの踊りを見ていて、ほんとうにわくわくして、心が震えました。だけどその感動は、与えようとして与えるのではないのかもしれない。真剣な努力を重ねて、“Perfection(完全であること)” に近づこうとして極めた結果としての、人に与えられる感動なんじゃないかな…と、彼らを見て思いました。
それはどんな分野でも一緒で、美術でも本や映画でも音楽でも、誰かを感動させようという目的に一生懸命になっているうちは本当の意味での伝えたいことは伝わらないのかも…。何かに本気で取り組んで、それを楽しんで、もっともっと上手になりたい、深く知りたいと思うことから「Perfection」に近づけるんだと思います。
まさにその通りですよね。もひとつこの映画を観ながら思ったのは「頂点を目指す」という精神。それを持ってるデザイナーが少ない。みんな各々の顧客と仕事は持っているので、その仕事をこなす事に一生懸命。もっと広いフィールドでの「Perfection」や頂点を極めるなどの明確な目標が無い。おまけに天井も低い(日本のメジャーな音楽シーン、映画、ドラマ、アートにおいてもレベルが低すぎる)・・・それでもまかり通ってしまう。さらに「勝たなくても良い」という風潮の蔓延。そんなゆるゆるな日本人に、この映画は必要な事を教えてくれる。
この映画はドキュメンタリーでありながら、音楽映画としても楽しめました。タンゴ、マンボ、ルンバなど伝統的な音楽で生き生きと子供達が踊る姿が清々しい。ちなみに「MAD HOT BALLROOM」はエンディングで(子供達の最高なコメントと共に)かかる曲名。このタイトル変えちゃったら意味無いでしょ・・・。

日本版。こういう行為をデザインと言う?これがクリエイティヴ?オリジナルのポスターをこれに変えて、デザイン料(タイトル考案料も?)受け取ったのでしょうか?「日本人にはこっちのほうがウケるんですよ」なんていう作る側の一方的な理論など要らない。恥。
そのままの良さを伝えて欲しい。
![]() | Mad Hot Ballroom Original Soundtrack (2005/06/28) Rykodisc この商品の詳細を見る |
>「みんなで力を合わせてひとつのことを成し遂げる」
>ことに対して、冷めてる子もいるようです(u_u;)
>そういう子は親も冷めてますね。(chobiさんのコメント)
文化的土台や国民の誇りみたいのが無いですからねぇ・・・。考えてみれば、日本には現役で生きている皆で踊れるダンスも音楽も無いですよね。あるのは流行歌ばかりです。音楽や踊り以外でも、精神が無いと難しいと思います。親の世代もそういう事を重んじずに育っていると思うし、もうどこをどう正せば良いのか解らない状態になっているのかも知れません。僕がいつもアメリカを中心とした外国の文化にひかれるのは、人間的生活や人としてのコミュニケーションや、笑ったり、踊ったり、楽しんだり、誇りを持ったりする事がちゃんと出来ている部分です。なんとか見習って、日本にもその精神から取り入れて行けたら良いと思っているのですが・・・




