(↑TouTube動画のリンクが切れてしまったので代わりに画像を貼っておきます。)
トビー・キースの新しいフォード・トラックのコマーシャル「I AM A WORKING MAN」です。「WHISKY GIRL」以来のパワフルで格好良い曲!(撮り方も似てる) 最新アルバムではこんなパワフルな曲は聴けなかったし、先月公開された映画も大人しい感じの曲ばかりなので、こういうトビーらしい力強さが出てる曲はやっぱり嬉しいです。アメリカの肉体労働者の誇りを歌った曲。トビーは歌詞の中でREDNECKやBLUE-COLLARを讃えている曲がいくつかある。「赤い首」なんて呼び名がどうして生まれたのかは知りませんが、畑で働いている労働者の日に焼けた赤い首を、誰かがそう呼んで馬鹿にしたのがきっかけかも知れません・・・でも「おいらはこの赤い首に誇りを持ってるんだ」と否定はしなかったのかも?

以前書いた『WHITETRASH WITH MONEY』という記事で、言葉自体は差別的意味を持たないのに、あえて差別と受け取りその言葉を使う人達を差別する変な正義感について触れた。
「肉体労働者」に対しても同じような偏見はある。精神労働、頭脳労働、肉体労働というように労働のタイプを表すことは全く問題はない。しかし「肉体労働者」から、頭脳はいらない、必要ないというように知的水準が劣る、社会的ステータスが低い、あるいは乱暴な人たちというような偏見(差別意識)を持つ人達はいる。また、見下しているつもりはなく、差別を意識していない人達でも「肉体労働者と呼んではいけない」とする傾向はある。でも、それは「肉体労働者はいけない」と言っているようなものだと思う。

中学2年生の生徒がこのような作文を書いていた:

私は、総合的な学習の時間の中で「未来を開く生き方を考える」というテーマのもと、いろいろな職業について勉強しています。

そんなある日、テレビ番組の中でこんなシーンをみました。勉強がよくできて成績の優秀な人は、将来クーラーのきいた涼しいところでゆったりと仕事をすることができるが、勉強が苦手な人は、毎日炎天下のもとで肉体的にきつい思いをしながら仕事をするようになる、というものでした。

私はその番組をみたとき、自分の父の姿が頭をよぎりました。私の父は、地域の伝統ある瓦産業に従事しています。その中で主に屋根の上に瓦をふく仕事をしています。夏などは2リットルのペットボトルを2本クーラーボックスに入れて、長袖、長ズボンをはいて仕事に行きます。私だと少し外出するだけで暑くてしんどいと感じるけれど、父は朝の7時に家を出て、夕方5時まで照りつける太陽の下で黙々と働いています。
私はそんな父の姿を尊敬しています。仕事は、私たち家族を養うことだけでなく、台風などの災害で屋根が壊れて困っている人を助けたり、いたんだ瓦を交換して暮らしやすい住環境をつくったりするとても大切な仕事です。

先日、父の仕事について私が尋ねたとき、父が私にこう言いました。
「確かに体力的にきついこともあるけど、仕事が仕上がったときの『ありがとう』の一言や、依頼人さんのうれしそうな笑顔を見ると自分の疲れなんて吹き飛んでしまう。お父さんの仕事はとてもやりがいがあるんだ。」
そんなことを言う父に対して、勉強ができないから肉体労働者として働かなければいけないなんていうのは間違いだし、そのような考え方をする人がいると思うと残念な気持ちになります。
父は自分の仕事に誇りをもっています。また、父の仕事は、誰にでもできるものではありません。父は人のために尽くすことのできるすばらしい職人だと思います。そんな父の姿を勉強ができないとか成績が悪いからということで片付けられますか。

世の中には、きつい、きたない、危険と言われる仕事に従事している人はたくさんいます。もちろん、すべての人が自分が望んだ仕事をしているわけではありません。
ただ、ここで考えなければいけないのは、クーラーのきいた涼しい場所で仕事をすることと炎天下できつい仕事をすることを比較して、優劣を決めていいのだろうかということです。どちらが優れているなんてことはいえないと思います。
人間は物事をくらべ、自分が優れていることや人が劣っていることを自分勝手に決めつけて差別的な見方をしがちです。仕事についてのことも勝手な思いこみであり、そんな考え方があらゆる差別や偏見に通じるものだと思います。

私たちは一人では生きていませんし、生きられません。みんながいろいろな職業につき、一人一人が役割を果たし、お互いに協力し合うことで社会は成り立っています。
政治家の人たちや私たちの県・町のために仕事をする公務員の人もいれば、日雇いで体力的にきつい危険な仕事をする人もいます。どの職業に就いている人も社会の中で必要です。むしろ差別的な目で見られがちな仕事や人の嫌がるような仕事をこなす人もしっかりと社会を支える役割を果たしていることを忘れてはいけないと思います。
そんなお互いの仕事や立場を理解し合うことで、どの仕事に対しても尊敬と感謝の気持ちをもつことができるし、どの仕事に就く人も、人間同士として大切にできるのだと思います。自分勝手に思いこんだり、差別や偏見の目で見ることは人間としてとてもさみしいことだと思います。

私も職業について考えることを通して、自分自身ともしっかりと向き合っていく必要があると思います。
それは、毎日一生懸命働く父の姿や毎日の生活の中で社会を支えている人たちの存在をしっかりと見つめて、自分自身の未来を開く生き方を求めることだし、自分の中にも差別的なものの考え方をする弱い心があることに気づいて、自分自身も見つめ続けていくことだと思います。

そして、みんながお互いを理解し合い、大切にし合うこと、自分の中にある差別心と向き合うことで、お互いの人権が尊重される素敵な社会になったらいいと思います。
いろいろな職業、いろいろな立場の人たちに対する理解から、差別や偏見のない社会の実現に向けて。




子供時代は純粋にこういうのが大好きで憧れるのにね。

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10.23 (Mon) 18:28 [ 雑感 ] CM2. TB1. TOP▲
  
コメント

また観ちゃった・・・このコマーシャル、はまるね。
トラック買っちゃおうかな(笑)

それにしてもトビー、めっっっちゃジーンズが似合ってるー!
このコマーシャルが、ジーンズのコマーシャルだったとしても
全然おかしくないよね。
過去にジーンズのコマーシャル、撮ってないのかな・・。
---------- miko [ 編集] URL . 10/28, 17:59 -----

秋でもやっぱり帽子はストローですね。冬もストローなんだろうか?
スウェードだったりすると、かえって違和感あるような気もするんですが。

アメリカでは本当のスーパースターしかCMに出ないです。中途半端な歌手や俳優が出ると「CMに出るほど落ちぶれた」とみなされるそうです。むしろ才能のあるまだ無名の人達がCMからデビューしてドラマ→映画というふうにシフトアップして行くんですよね。日本だとタレント乱用のせいで、とてもヘンな環境になってますよね・・・
---------- morito [ 編集] URL . 10/28, 20:38 -----
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職業差別?
昨日、イラストレーター(グラフィックアーティスト)のmoritoさんのブログの記事を読ませて に、こんな記事が書かれていました。>そんなある日、テレビ番組の中でこんなシーンをみました。>勉強がよくできて成績の優秀な人は、>将来クーラーのきいた涼しいところでゆった
創 作 日 記 10/24, 22:08